馬 醉 木俳句会
~ 伝統と新しさ ~
主宰:德田 千鶴子
師系:水原秋櫻子.
馬醉木俳句会は
更なる歴史を刻み始めました
今年も よろしくお願い申し上げます
おかげさまで2022年に
創刊百周年の歴史の通過点を迎えることが出来ました
2026年1月
光絞りて
滝こだま行く先のなほ遥けくて
憂ふ日の紫陽花の珠重かりき
ラムネの栓ぽんと泡立つ岬の空
消印は巴里と読めたり聖母月
朝曇まだ温かき卵割り
腕白の笑窪も日焼けしてをりし
サングラス孫の我儘許しおく
2026.8
千鶴子
消印一つに異国の気配が宿る。
「巴里」の遠さと「聖母月」の響きが重なり合う。
小さな発見から広がる余韻が秀逸。
映
山開き谺の返すホルンの音
アマリリス自分次第の幸不幸
守りたきものを信じて花は葉に
話したき母と話せぬ梅雨入かな
心まで染めてしまひし梅雨夕焼
梔子の香にも気づかぬ想ひなり
バス停のしんがりにゐる夕薄暑
2026.7
千鶴子
「バス停のしんがりにゐる夕薄暑」
バス停の列の最後尾に立つ人物を、初夏の「夕薄暑」と重ねて詠んだ句。待つことの、もの寂しさやけだるさが、季語の肌触りを通して静かに伝わってきます。
胸 裏
開くより散る花思ふ静ごころ
夜桜や肩震はせて泣ける人
蘖や父子二代の頑固者
ぼったりと庭の主の蟇
暮れ方の白の際立ち花空木
分別を忘れたき日の蛍かな
風青し分去りの碑に触れし旅
2026.6
千鶴子
「開くより散る花思ふ静ごころ」
この句は、花が散る様子に静かな心の動きを重ね、開くことよりも散ることに思いを馳せる深い感情を詠んでいます。儚さと静謐さが胸に響く一句です。
百周年記念祝賀会
〜 来賓をお招きして 〜
馬酔木の先人たち
〜 馬醉木を築いた俳人たちのアンソロジー 〜
百周年合同句集
〜 会員の作品集 〜
千鶴子主宰あいさつ
〜 百年の道のりの感謝を 〜
雪ふると一人つぶやき立ちてゆきぬ
『岩礁』 秋櫻子
「節分大雪」中の作。昭和医専での景か。閲覧者も十名ほどの図書室。
いつの間にか窓外が白くなってきた。つと立ち上がって「雪だ」と
言いながら去ってゆく若者。教室に戻るのか家路.を急ぐのか。傍らの
学生も机上に一心に凝らしていた眼を上げあたりを見廻して頷く。
室内の空気が微妙に揺れやがて収まる。もともと静かだったのだが雪が
降ったためそれが増幅したように思われる。
小野 恵美子
2021.2
螢来て灯れば手捕る旅ごろも 秋 櫻 子
『蘆雁『 浦上の句碑除幕式出席のための。十三句中の作」麦秋旅吟「 。と思い到ったに違いない 島原でのあの螢は遷子の魂だったのだ、の螢に眼を留めた時 窓外」 。窓あけて落葉松の螢見ればなし。――「明確になった への続きが」遷子君追憶「軽井沢での、ことによって次稿の 初出の排列を変え掉尾にこの句を置く。光は誰の魂だろうか 指の間を洩れる。服に止まった螢を手に囲う。最後の長崎行
小 野 恵 美子
各支部の皆様へ
2021.1月
2021年から東京句会は様子を見ながら対面句会を予定しています。衛生対策をしながらの句会となります。無理のないようご参加下さい。
その先の光を求めて
馬醉木会は
会のいろいろな活動をサポートしています
季語は日本民族の共通の感性です
季語のオアシスへ旅しませんか
馬醉木俳句会
主宰
德田 千鶴子
『 自然の真と文芸上の真に基づき抒情と調べを大切にした俳句を
めざす』ことを標榜しています
馬醉木仲間の掲示板へ
新たなチャレンジは私たちの原動力です。作品を通じて仲間と共感する喜びがあり、楽しくも真剣に取り組んでいます。
皆様の投稿をお願いいたします。